2008年 04月 30日
田鶴濱守人さんのうつわ。 |
先日の春の益子陶器市で購入した
田鶴濱守人さんの作品です。
当初、益子の作品を購入するのを楽しみにしていたのですが、
愛知からはるばるやってきた作家の方々とお話をするうちに、
思わず郷愁に駆られてしまい、益子以外の作品に多くの時間をかけてしまいました。
田鶴濱さんも、その一人。
愛知県常滑市の近く、半田市で作品作りをされています。
私の実家から車で40分ぐらいの海近くの町です。
「器はあくまでも暮らしの道具の一つで、
暮らしと共に育っていかなければならないもの」
という田鶴濱さんの思いは、器に無言のメッセージを残しました。
それは高台裏に自分の刻銘を残さないない事。
その潔さとこだわりに心地よく共感をいたしました。
媚びもなければあくもなく、
繊細で質感を感じる作品は、
田鶴濱さんそのものという、発見もしたような気がし、
ますます器に対しての面白さを感じたきっかけにもなりました。
写真は春の益子陶器市での田鶴濱さんのテントです。
by et_coron
| 2008-04-30 21:00
| 器のこと。