2010年 07月 06日
天然生活。 |
久しぶりにこちらの雑誌を購入しました。
特集は「器と旅と食べ物と」。
日本各地の焼き物産地からなる器の紹介から、
とあるギャラリーにスポットをあてた観光地紹介など、
読み応えたっぷりの内容となっています。
私が特に興味深かったのは、
特集記事内での-器を売る人、つくる人、その食卓-。
愛用をさせていただいている器の作家さんから、
以前暮らしていた街にあった器屋のオーナーさんなど、
馴染みのある方々の取材というのも嬉しい一つ。
日々の食事にこだわりのある器を添えた日常生活のヒトコマ。
やはり、器の傍で生活をしている方たちならではの趣の深さがみられます。
図鑑のように作家名と器の紹介のページも多いのもお得さ倍増。
お馴染みの作家さんの器から初めてしる方の器まで。
「やっぱりこれいいなぁ」、とか、
「どこで実物がみれるのかなぁ」なんて、
手のひらに乗せた時の、器独特のあの有機的な質感を想像しながら、
一人空想に耽る時間・・・至福の時間です(笑)
日々、暑さをましていくこの季節。
時々、器屋に立ち寄ると私は思わず焼き締めの片口と盃を探してしまいます。
乾いた器が冷酒をトクトクと吸い込めば、
きっとみずみずしく艶やかな湿りをみせて、
見た目と共に日本酒独特のふくよかな香りを秋口までたのしめる事ができるはず。
ちなみに、先日、おしい・・・と思いながら手を離した盃は、
残念ながらやや小ぶりで、形が上品すぎたこと。
私的には多少無骨ながらも、なみなみとたっぷり注げる事がやはり重要です(笑)
by et_coron
| 2010-07-06 21:03
| 器のこと。